パナソニックホームズオリジナルの全館空調システム『エアロハス』。
実に、パナソニックホームズでお家を建てる方の約半数が導入しているようです。そんなエアロハスですが、我が家も導入しています。
エアロハスは実際住んでみて快適なのかな?メリットとデメリットは?
導入するための初期費用と月々の電気代が気になる。
やはり、お金については気になるところかと思います。
今回は、そんなエアロハスについて徹底検証!メリット&デメリット・初期費用・電気代について詳しくみていきます。
当方は太陽光・蓄電池設備も備えています。
実際の電気代(ランイングコスト)を参照したい方は 4. 電気代(ランイングコスト) を参照ください。
目次
1. エアロハスとは?
冒頭でも述べましたがエアロハスとはパナソニックホームズが展開している全館空調システムのことです。エアロハスには大きく以下の特徴があります。
- 家の中の温度ムラが少ない温度バリアフリー
- 各部屋の温度を±2℃調節可能
- 花粉・PM2.5、更に細かいPM0.5にも対応できる高空気浄化能力
- カビ対策(高い除湿能力で夏場も快適、空調OFFでもダクト内のカビを抑制)
- 地熱利用による光熱費の低減
エアロハス公式
エアロハス – パナソニック ホームズ – Panasonic
次項でエアロハスのメリット&デメリットについて詳しく見ていきましょう!
2. メリット&デメリット
実際にエアロハスってメリットあるの?
高額なだけで実用性がないのでは?
エアロハスには機能的にも、それ以外でも様々なメリットがあるよ!
ただ、メリットばかりでもないんだ。
次項以降で詳しく見ていこう!
2.1. メリット
エアロハスのメリットは次のようなことが挙げられます。
- 各部屋間の温度差がない
- 静音
- 湯冷めしない(風呂上がり、体が冷えない)
- ヒートショック対策
- ヘッド、布団の衣替え不要
- 部屋の景観を損ねない(各部屋へのエアコン設置不要)
実際に導入し、生活していく中でメリットに感じているのは1,5,6ですね。
部屋移動で温度差がないのはかなり重宝します。仕事部屋、リビングなど行ったり来たりでいちいちエアコンを入り切りしなくてもいいため経済的にもメリットを感じます。
6はエアロハスそのものの機能ではありませんが、エアコンがないのでレイアウトしやすく景観もスッキリします。
2.3. デメリット
残念ながらエアロハスにもデメリットはあります。
- 初期費用が高額であること
- 部屋が乾燥すること
エアロハスは温度調整をすると共に換気もしています。これにより部屋がものすごく乾燥します。
実際に住み始めて体感しましたが、加湿器は必須と言えます。加湿器も超音波式の加湿器はカルキが充満しエアロハスのダクトへ影響を与えるため、加熱式の加湿器を使う必要があります。
私の家は吹き抜け構造のため、吹き抜け下に家中に循環できるよう加湿器を置いています。
この乾燥をメリットと捉えるなら、洗濯物が爆速で乾くことですw
初期費用に関しては次項で説明します。
3. 初期費用(イニシャルコスト)
エアロハスの初期費用は高額です。しかし、金額以上のポテンシャルを持っています。
そんなエアロハスの実際の初期費用を見ていきましょう。
※ラニングコストを考え、太陽光・蓄電池も備えています。これらに関しても導入の参考のため記載してします。
上記は2021年にパナソニックホームズ様と打ち合わせをした時の内容になります。
エアロハスはやはり高額で、単体での値引きがありませんでした。
太陽光では「ソーラー発電システム期間限定値引き」のとして-378,200円、蓄電池では「創蓄連携システム(パワコンレス分)」で-188,600円の値引きがありました。
また私の場合、戸建て住宅検討時にSUUMO(スーモ)様を通してパナソニックホームズ様を紹介していただいたため、「スーモ様紹介値引き」として-3,110,000円の値引きを受けることができました。これによりエアロハスの初期費用のほとんどが値引きされました。
今は上記のようなキャンペーンが実施されているかわかりませんが、高い買い物なので住宅会社が決まっていても各不動産会社がキャンペーンを実施しているか調べてみるのもアリかと思います!
4. 電気代(ランニングコスト)
エアロハスを使用時の2022年月々の電気代をグラフにしました。
測定条件を下記に示します。
- 家族構成:妻、子1人の3人
- 建て床面積:38坪前後
- オール電化ではない
- エアロハス:自動モードで一定温度設定
- 蓄電池:経済優先モード
当然ながら夏場・冬場は電気代が上がります。次項以降で太陽光・蓄電池なしありパターンでの電気代を詳しく見ていきます。
4.1. 売電なし
売電による収入がない場合は、蓄電池による電力と電力会社から購入する通常の電力での試算になります。結果は下記です。
ある企業の調査で2022年の一般的な3人世帯のひと月あたりの電気代は13,157 円とあるため、売電なしでも平均的な電気代の水準であることがわかります。
太陽光・蓄電池の恩恵はありますが、この2つの設備を備えるとエアロハスの家計に与える影響はほぼなしと言えます。
4.2. 売電あり
売電による収入がある場合は、蓄電池による電力と電力会社から購入する通常の電力に加え、売電による収入を考慮した試算になります。結果は下記です。
売電を含めた試算を見ると約半分の結果となりました。
電気の売電価格は年々減少傾向にありますが、売電をしながら運用するとエアロハスの家計に与える影響は考慮しなくても良いと言えます。
5. まとめ
エアロハスの初期費用(イニシャルコスト)は高額です。日々の電気代(ランイングコスト)としては成り立っても、やはり導入に躊躇する人は少なくありません。
私自身、本当に必要なのかを半年以上かけて熟考して決めました。
機能だけではなく、各部屋にエアコンを設置しなくても良いビジュアル観点も検討時のファクターとして入れて頂ければと思います。
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